世界を変える男 イーロン・マスク 彼は世界の救世主か?
- 2023.05.24
- 偉人伝
あなたは起業家と聞くと誰を思い浮かべるでしょうか?
GoogleのラリーペイジやAppleのスティーブ・ジョブズなど世界にはとんでもない功績を残した起業家が数多くいます。
その中でも圧倒的に群を抜いて飛び抜けているのがイーロン・マスク。
彼の行動は一見すると破天荒でクレイジー。
ですがそんな行動も彼の持つ明確なビジョンがあってのもの。
彼は自分の夢を叶えるために諦めずに今日も挑戦を続けています。
そんなイーロン・マスクとはどんな人物なのか?
今回はイーロン・マスクについて解説します。
今回の内容は動画でも解説しています。 他の内容について考察している動画を配信しているのでぜひチャンネル登録して他の動画もご覧ください。 チャンネルのおすすめ動画は『未来Laboおすすめの動画10選』でぜひご確認ください。イーロン・マスク
イーロン・マスクは1971年6月28日に南アフリカのプレトリアで生まれます。
彼の本名はイーロン・リーヴ・マスク。
父はイギリス人とアメリカ人をルーツに持つ南アフリカの人のエンジニアで投資家のエロール。
母はカナダ人でタイムの表紙にも掲載されたことがるモデル兼栄養士のメイ。
イーロンは3人兄妹の長男で弟はキンバル、妹はトスカ。
彼が9歳の時に両親が離婚してしまいます。
イーロンは弟のキンバルと共に父親と暮らします。
イーロンの子ども時代は無類の読書好き。
1日に2冊の本を読みファンタジーやSF小説もたくさん読みました。
そのことが「世界を救う」という彼の夢につながっているとイーロンは語っています。
イーロンは10歳で当時は珍しかったパソコンを買ってもらいました。
そしてプログラミングを独学でマスター。
12歳で「Blaster」というゲームを販売し500ドル(12万円)を手に入れます。
Blasterは宇宙人を倒すシンプルなシューティングゲーム。
イーロンはますますテクノロジーに興味を持ち始めます。
その想いがあり「いつかはアメリカに行ってみたい」と考えるのです。
高校卒業後にカナダへ移住。
父親の元から離れ母親と弟と暮らすことになります。
念願だったアメリカのペンシルベニア大学に入学。
経済学と物理学の学位を取得します。
大学を卒業後に物理学を本格的に学ぶためにスタンフォード大学の大学院に進学。
ですが2日で退学。
その理由はインターネットの世界に飛び込むことを決意したため。
当時のイーロンはこう考えていました。
大学生の時、将来人類にとって最も重要になるものは何かを考えた。
答えはインターネット、持続可能エネルギー、そして複数の惑星での生活の3つだった。
彼は本格的にビジネスの道へと歩み始めるのです。
イーロン・マスクの会社
Zip2
彼が考えた3つの中ですぐにできることのインターネットをビジネスとして選びます。
1995年にイーロンは弟キンバルとZip2という会社を設立。
しかし起業はしたもののお金がない。
アパートよりも安いオフィスを借りて寝泊りをしてたまにくファーストフードがご馳走という貧しい生活を送ります。
でもイーロンは貧しさに負けることはありませんでした。
当時を状況をイーロンはこう振り返っています。
貧しくてもハッピーであることはリスクを取る際に大きな助けになります。
やがてITブームが到来しZip2も順調に成長。
ニューヨークタイムズやシカゴトリビューンに街の観光情報を提供します。
1999年にZip2は3億ドルで買収。
イーロンは2200万ドル(22億円)ものお金を手に入れます。
1995年という年は世界が大きく変わる年でした。
マイクロソフトのWindows95が発売されたのも1995年。
Amazonのジェフ・ベゾスがAmazonを開始したのも1995年。
世界一の富豪であるイーロン・マスクがビジネスを始めたのも1995年。
そして日本ではどんなことがありましたか?
PayPal
Zip2を売却することで巨額のお金を手にしたイーロン。
ここで彼は歩みを辞めません。
その資金を元にインターネット決済会社のX.comを設立します。
このX.comにはイーロン以外にも有名な起業家が関わります。
そんな彼らはPayPalマフィアと呼ばれています。
そんなPayPalマフィアの面々を紹介します。
X.comを率いたリーダのピーター・ティール。
PayPalマフィアのドンと呼ばれ現在は影の大統領という異名を持っています。
トランプ政権の政策顧問で保守系動画サイトRumbleの支援者、ビルダーバーグ会議運営委員メンバー。
今ではよく見かけるPayPalのロゴをデザインしたチャド・ハーリー。
彼はYouTubeの創業者の一人。
YouTubeのロゴを作ったのもチャド・ハーリーです。
PayPalの後にLinkedinを創業することになるリード・ギャレット・ホフマン。
このLinkedinのユーザーは世界で8億人。
2016年にはマイクロソフトに262億ドル(3兆円)で買収されます。
そうそうたる面々が揃っていたX.comは後にPayPalとなり大成功。
さらに世界最大のネットオークションサイトのeBayに買収されます。
イーロンはeBayの筆頭株主でもあったため2億ドル(200億円)もの大金を手に入れます。
30歳にして資産家の仲間入りを果たすのでした。
スペースX
PayPalの買収により大金を手に入れたイーロン。
その資金を元に新たな事業を始めます。
それは彼が描いた複数の惑星での生活を目指すもの。
それこそがスペースX。
イーロンは人類を火星に移住させることを目標に2002年にスペースXを起業。
当時ロケットを購入しようとしたイーロンは1基作るのに800万ドルもかかると聞きます。
それなら自分で作っちゃえとスペースXを創業したのでした。
スペースXはロケットの打ち上げにも成功。
地球の衛星上には衛星インターネットを提供するスターリンク衛星が3000基以上稼働しているのです。
日本でもスターリンクのサービスが提供開始されています。
テスラ
イーロンは宇宙だけでなく地上の乗り物でも世界一を目指しています。
それがテスラ。
テスラは販売台数世界一の電気自動車メーカーです。
さらに家庭やオフィスの電力を補う電池式エネルギー貯蔵システムの世界最大のメーカーでもあります。
そんな事業をしているのも人類にとって持続可能なエネルギーが必要だと感じているからこそ。
イーロンが大学生の頃に考えた想いはしっかりとつながっているのです。
2018年4月1日のエイプリルフールに「テスラが破たんした」とツイートを行い株価を8%下落させました。
イーロンは合法な言論であれば民主主義の維持のために制限を受けるべきではないと考えていました。
そして2022年にイーロンはTwitterを買収します。
Twitterはトランプ大統領のアカウントをBANするなど言論の自由を保障するプラットフォームではありませんでした。
ですがイーロンが買収したことでトランプ大統領のアカウントは復活しTwitterファイルの公開など言論の自由が戻ってきたのです。
Twitterを1つのアプリであらゆることができるスーパーアプリ化することにも興味を示しています。
これからのTwitterがどのように生まれ変わっていくのか非常に楽しみですね。
OpenAI
日本でも聞かない日はないというくらいに話題になっている人工知能ChatGPT。
そのChatGPTを開発しているのがOpenAI。
実はOpenAIを設立したのもイーロン・マスクです。
ChatGPTの登場で私たちの生活は大きく変わっていきます。
そしてその進化は発展途中。
これからの生活にはAIの存在がなくてはならないものになると予想しています。
彼が関わる事業はどれも華やかな功績を残しています。
ではなぜこんなにもイーロンが手掛ける事業は魅力的なのか?
それはイーロンが「人類の未来に最も貢献できる事業はなんだろう?」と考えてビジネスをしているから。
一般的には「最も稼げる事業はなんだろう?」と考えて会社を作ると思います。
ですがイーロンはお金を第一に考えていないのです。
彼の夢は「世界を救うこと」。
その夢に対してお金を稼ぐことはあまりにもちっぽけなことなのです。
長者番付世界一の男が実はお金のために動いていないことは何か学びを得られるのではないでしょうか?
イーロン・マスクのまとめ
今回はイーロン・マスクについて紹介しました。
彼の行動を見ていると一体どっちの側なんだと疑いたくなる時があります。
実際状況によって上手く立場を変えているのがイーロン・マスク。
彼の夢は世界を救うこと。
そのための壮大な計画を彼は持っていることでしょう。
彼のような超天才はここ数十年ではもう現れないように感じます。
彼がどんな行動を取るのかこれからも注目しておきましょう。
ちなみに彼の血縁を調べるとなぜここまでやりたい放題ができるのかがわかるかもしれませんよ。
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