アーサー王物語 世界一わかりやすく解説

こんにちは✨矢島奈月妃です。

アニメやゲームなど様々な作品の登場するアーサー王物語。

エクスカリバーや円卓の騎士と言えば聞いたことがあるんではないでしょうか?

アーサー王物語は後世の物語にも様々な影響を与えています。

そんな名作中の名作とも言えるアーサー王物語。

今回はアーサー王物語について紹介します。

アーサー王物語

アーサーの生誕

アーサー王の父親ユーサー・ペンドラコン王はイグレーヌ姫に恋をしました。

ですがイグレーヌ姫は人妻。

どうしてもその気持ちが抑えられないユーサー。

ユーサーは魔法使いのマーリンに頼んでイグレーヌ姫を手に入れます。

そうして生まれたのがアーサー。

アーサーはマーリンの元へと預けられます。

アーサーは15歳まで自分が王子だとは知らずに過ごすのです。

王の誕生

ユーサーが亡くなり王座を狙う騎士たちによる後継者争いが始まります。

マーリンは騎士たちを集めてこう言います。

「ここに巨大な岩に刺さった剣、カリバーンがある。

この剣を引き抜いた者が次の王だ。」

我こそはと騎士たちは挑戦するも誰も引き抜けませんでした。

後日偶然に教会を訪れたアーサー。

アーサーはカリバーンをあっさり抜いてしまいます。

この時にアーサーはマーリンから自分の出生の秘密について知らされ自分が王子であったことを知るのです。

そうして王にしか引き抜けないとされた剣を引き抜いたアーサー。

ユーサー亡き後のブリテンの王となったのです。

聖剣エクスカリバー

カリバーンを手に入れたアーサー。

その直後の騎士との争いでカリバーンは折れてしまう。

剣が無くなって困ったアーサーはマーリンに相談。

マーリンはアーサーを妖精の泉に案内します。

すると湖の真ん中で剣と鞘とベルトを握った腕が出ていました。

アーサーはその剣を受けとります。

この剣こそが聖剣エクスカリバー。

エクスカリバーは最強の魔法の剣。

剣を抜くと金色に光り輝きどんなものにも変化できました。

この剣と共にアーサーは様々な困難に挑んでいくのです。

さらにエクスカリバーの鞘はとんでもない効果を持っていました。

鞘を持っているだけでどんなに怪我をしても血が流れないという特殊効果があったのです。

エクスカリバーのおかげでアーサーは王として長く君臨し続けることができたのです。

アーサー王の結婚

王となったアーサーは絶世の美女ギネヴィアに求婚します。

ですがこの結婚にマーリンは反対していました。

「あの女のためにあなたは不幸になる。美人はあの女だけじゃないんだからよく考えたら?」

ですがアーサーの意志は固くギネヴィアと結婚することに。

この結婚がアーサーの運命を大きく変えていきます。

円卓の騎士結成

ギネヴィアが嫁入り道具として持ってきたのが円卓だったのです。

円卓は丸いのでそこに上も下もありません。

アーサーはこの円卓に騎士を座らせてこう語ります。

「私たちは兄弟だ」

円卓の騎士で特に有名なのがランスロット、ガウェイン、パーシヴァル、モルドレッド、ガラハット。

彼ら円卓の騎士の様々な冒険譚が語られます。

ですが順風満帆に行かないのがアーサー王物語なのです。

盗まれたエクスカリバーの鞘

アーサーの姉である強大な力を持つ魔女モルガン。

モルガンはアーサーが寝ている間にエクスカリバーの鞘を盗み出します。

エクスカリバーの鞘には不死の力を持っていました。

鞘を失ってしまったことでアーサーは不死の力を失うことに。

それがアーサーの破滅へとつながるのです。

ランスロットの裏切り

アーサーの最強の相棒ランスロット。

ランスロットとギネヴィアは長きにわたって不倫を続けていたのです。

そしてモルドレッドの告げ口により2人の関係が暴かれます。

アーサーは不義の罪でギネヴィアを火炙りの刑にするのです。

ですが自らの不義で自分が愛した人が処刑されるのを見過ごせなかったランスロット。

ギネヴィア救出作成を敢行。

ギネヴィアが処刑される直前に馬に乗り疾風のごとく現れたランスロット。

その場で他の騎士を倒しギネヴィアを救い出し逃亡します。

その後国はアーサー派とランスロット派に分裂。

最愛の友ランスロットを討つ覚悟を決めたアーサー。

ランスロット討伐のためにフランスに出征します。

アーサー王の最期

アーサーは出征の途中でとんでもない知らせを耳にします。

それは城を任せていたモルドレッドがアーサーが討ち死にしたと嘘をつき王座についたのです。

急遽、城へと引き返すアーサー。

モルドレッドはアーサーを迎え討ちます。

このアーサーとモルドレッドの戦いがカムランの戦い。

戦いは壮絶を極め10万いたモルドレッドの兵は全滅。

アーサー側も3人だけとなります。

アーサーとモルドレッドの一騎打ち。

アーサーが放った槍がモルドレッドの体を貫きます。

死を覚悟したモルドレッドは剣を振りかざしアーサーの頭を兜ごと割りました。

そしてモルドレッドは絶命。

壮絶なカムランの戦いは終わりを迎えました。

死期を悟ったアーサーはエクスカリバーを湖に返すように部下に指示。

そして傷を癒すために妖精の国アヴァロンへと向かいます。

アーサーはアヴァロンで眠りにつきました。

ランスロットはアーサーの危機を知って助けに向かうも時すでに遅し。

すでにアーサーはアヴァロンへと旅立っていました。

激しく後悔したランスロットは悲しみに打ちひしがれてその生を終えました。

アーサー王と円卓の騎士のほとんどを失ったブリテン王国は崩壊。

こうしてアーサー王の伝説は幕を閉じるのです。

そういえば現代にもアーサーの名を冠した人物がイギリスで囚われています。

彼の登場で今の状況が大きく動くと言われています。

アーサーの名を冠した人物については『ウィキリークス』の記事をご覧ください。

無料プレゼント!

アーサー王物語のまとめ

今回はアーサー王物語について紹介しました。

アーサー王と聞くと勇敢なイメージを持っているかもしれません。

ですが晩年は部下に裏切られ悲しい結末を迎えてしまいます。

イギリスでは今でもアーサーはいつか帰ってくると言われています。

今度こそは幸せになってほしいものですね。