エジプトにもたらされた10の災い
- 2022.08.19
- 歴史
こんにちは✨矢島奈月妃です。
あなたは聖書に登場する出エジプト記の中の10の災いをご存知でしょうか?
今生きている世界というのは聖書のシナリオ通りに進んでいるという話はよくしました。
当然ながら10の災いに関しても例外ではありません。
10の災いを見ると今ニュースで話題になっていることが数々登場します。
では10の災いの内容はどんなものなのか?
今回はエジプトにもたらされた10の災いをご紹介します。
今回の内容は動画でも解説しています。 他の内容について考察している動画を配信しているのでぜひチャンネル登録して他の動画もご覧ください。 チャンネルのおすすめ動画は『未来Laboおすすめの動画10選』でぜひご確認ください。タップできるもくじ
奴隷になったイスラエル人
これはかつてのエジプトの話。
エジプトではイスラエル人が急激に増えていました。
そこでエジプトの王は考えます。
「このままイスラエル人が増えて強くなってしまったらまずい、、、」
そしてエジプトの王はイスラエル人を奴隷にしてひどい扱いをするようになります。
イスラエル人については『イスラエルの失われた10支族』の記事をご覧ください。
さらに王はとんでもない命令を出します。
「イスラエル人の男の赤ちゃんの命を一人残らず奪ってしまえ」
そんな命令にも関わらず生まれた男の赤ちゃんをかごに入れて川べりに隠したお母さんがいました。
しばらくすると水浴びに来ていたエジプトの王女がそのかごに入っていた赤ちゃんを見つけます。
そしてなんと王女はその赤ちゃんをエジプトの王子として育てることに。
この時の赤ちゃんを「モーセ」と名付けました。
神様の命令
モーセは順調に大人になります。
モーセは神の山であるホレブに向かうと燃える芝を発見します。
すると急に神様の声が聞こえるのです。
「イスラエル人たちを率いてエジプトを脱出しカナンの地を目指しなさい」
最初は神様の言葉を素直に受け入れられなかったモーセも周囲の説得によりこの使命を受け入れます。
そうしてモーセはエジプトの王にイスラエル人の解放を訴えます。
ですが当然のことながらエジプトの王はこれを拒否。
そこで神様はエジプトに10の災いをもたらすのです。
10の災い
第1の災い 水を血に変える
今もなお、あなたが聞きいれようとされないので、主はこう仰せられます
「これによってわたしが主であることを、あなたは知るでしょう。
見よ、わたしが手にあるつえでナイル川の水を打つと、それは血に変るであろう。
そして川の魚は死に、川は臭くなり、エジプトびとは川の水を飲むことをいとうであろう
ナイル川の水が血に変わってしまったのです。
ですが頑固なエジプトの王はナイル川の水が赤く染まっても気に留めることもありませんでした。
第2の災い カエルを放つ
わたしは、かえるをもって、あなたの領土を、ことごとく撃つであろう。
ナイル川にかえるが群がり、のぼって、あなたの家、あなたの寝室にはいり、寝台にのぼり、
あなたの家来と民の家にはいり、またあなたのかまどや、こね鉢にはいり、
あなたと、あなたの民と、すべての家来のからだに、はい上がるであろう
エジプト中の家をカエルだらけにされました。
それでも王は神様の言うことを聞きません。
第3の災い ブヨの大群
あなたのつえをさし伸べて地のちりを打ち、それをエジプトの全国にわたって、ぶよとならせなさい
エジプトの空はブヨの大群でいっぱいになりました。
そしてこのブヨが人々を襲うのです。
第4の災い アブの大群
わたしの民を去らせて、わたしに仕えさせなさい。
あなたがわたしの民を去らせないならば、
わたしは、あなたとあなたの家来と、あなたの民とあなたの家とに、あぶの群れをつかわすであろう
ブヨと同じくエジプト中をアブに襲わせました。
しかし王は神様の話を聞こうとはしませんでした。
第5の災い 家畜の疫病
あなたがもし彼らを去らせることを拒んで、なお彼らを留めおくならば、
主の手は最も激しい疫病をもって、野にいるあなたの家畜、すなわち馬、ろば、らくだ、牛、羊の上に臨むであろう。
しかし、主はイスラエルの家畜と、エジプトの家畜を区別され、すべてイスラエルの人々に属するものには一頭も死ぬものがないであろう
エジプトの動物には疫病が大流行。
全ての動物は死に絶えてしまいました。
第6の災い 腫れ物
あなたがたは、かまどのすすを両手いっぱい取り、それをモーセはパロの目の前で天にむかって、まき散らしなさい。
それはエジプトの全国にわたって、細かいちりとなり、エジプト全国で人と獣に付いて、うみの出るはれものとなるであろう
神様は人々の身体におできができるようにしました。
王がイスラエル人を解放しないことでエジプトの民は大変苦しい生活を送ることになっています。
それでも神様の提案に首を縦に振らなかったのです。
第7の災い ヒョウを降らせる
あすの今ごろ、わたしは恐ろしく大きな雹を降らせるであろう。
それはエジプトの国が始まった日から今まで、かつてなかったほどのものである。
それゆえ、いま、人をやって、あなたの家畜と、あなたが野にもっているすべてのものを、のがれさせなさい。
人も獣も、すべて野にあって家に帰らないものは降る雹に打たれて死ぬであろう
神様はエジプトにヒョウを降らせます。
そしてお米や麦は全滅。
エジプトに食糧難が襲うことになります。
第8の災い イナゴの大量発生
見よ、あす、わたしはいなごを、あなたの領土にはいらせるであろう。
それは地のおもてをおおい、人が地を見ることもできないほどになるであろう。
そして雹を免れて、残されているものを食い尽し、野にはえているあなたがたの木をみな食い尽すであろう
お米や麦が全滅しているところにイナゴが大量発生。
わずかに残った果物を全て食べつくされてしまいました。
エジプトにはもう食べるものがありません。
第9の災い 3日間の暗闇
天にむかってあなたの手をさし伸べ、エジプトの国に、くらやみをこさせなさい。
そのくらやみは、さわれるほどである
モーセが天にむかって手をさし伸べたので、濃いくらやみは、エジプト全国に臨み三日に及んだ。
神様はエジプト中を3日間の暗闇に変えてしまいました。
それでも王は神様の言うことを聞かなかったのです。
第10の災い 長男の命を奪う
真夜中ごろ、わたしはエジプトの中へ出て行くであろう。
エジプトの国のうちのういごは、位に座するパロのういごをはじめ、
ひきうすの後にいる、はしためのういごに至るまで、みな死に、また家畜のういごもみな死ぬであろう。
そしてエジプト全国に大いなる叫びが起るであろう。
このようなことはかつてなく、また、ふたたびないであろう
ここまで9の災いがエジプトを襲いました。
それでも神様の言うことを聞かない王。
そこで神様はさらに重い災いをもたらします。
それがエジプト全土で生まれた最初の男の子の命を奪うこと。
もちろんそれには王の息子も含まれました。
ついに王はモーセの願いを聞き入れてイスラエル人を解放したのです。
そうしてモーセはイスラエル人を引き連れてエジプトを出発しました。
有名なモーセが海を割るシーンもその後に登場します。
10の災いのまとめ
今回はエジプトにもたらされた10の災いをご紹介しました。
第5、6、7の災いに関してはどこかで見たことがあるのではないでしょうか?
実際に私たちがその災いの渦中にいるとも言えます。
今回の内容を元にいろいろと考えてみると良いでしょう。
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