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ナウル共和国 ユートピアが崩壊した国の今の姿

ナウル共和国 ユートピアが崩壊した国の今の姿

こんにちは✨矢島奈月妃です。

今日から働かなくても大丈夫ですよ!と言われたらどうしますか?

税金もなく光熱費も不要で日々の生活費までも支給。

空気だけ吸っていきたい人にとってはまさに夢のようでしょう。

そんな国が実は日本のお隣にあったのです。

その国の名前はナウル共和国。

今回はナウル共和国についてご紹介します。

今回の内容は動画でも解説しています。

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ナウル共和国

ナウル共和国は太平洋南西部に位置するナウル島にある共和国。

実は日本の隣国でありハワイよりも近いです。

ナウル共和国の人口は12000人で世界で3番目に人口が少ない国。

通貨はオーストラリアドル。

国の面積は22平方キロメートルでこちらも世界で3番目に小さな国。

東京の品川区とほぼ同じ大きさです。

ナウル共和国の大統領は内閣議長、ナウル警察大臣、通信メディア大臣など20もの大臣を兼務しています。

つまりナウル一番の働き者は大統領ということです。

かつてのナウル国民は農業や漁業などを行って生活をしていました。

ですがナウルは近代社会と出会うことで大きく変わっていきます。

地上の楽園ナウル

1888年にドイツの植民地となるとナウル島自体がリン鉱石でできていることが判明します。

リン鉱石はサンゴ礁の上に鳥のフンが数万年にわたって積り石化したもの。

良質な肥料の原材料となる非常に貴重な資源でした。

1907年にはイギリスが主体となり大規模な採掘が始まります。

リン鉱石の採掘事業は莫大な利益をもたらします。

ですがその利益は島民に還元されることはありませんでした。

列強によって搾取される時代が続きます。

 

ですがナウルに転機が訪れるのです。

世界大戦後の1968年にナウルは独立。

さらにリン鉱石採掘の権利も外国企業から買い取り国営企業によって採掘を行うようになります。

採掘によって莫大な収入がナウル国民に還元されるようになるのです。

そしてナウルの人々の生活は激変していきます。

 

当時のナウル国民は数千人程度。

掘って売るだけで莫大な利益を生むリン鉱石採掘事業だけで国民を養うことができました。

1980年には国民1人当たりのGNP(国民総生産)は2万ドルにもなります。

当時の日本は9900ドルで約2倍、アメリカが13500ドルで1.5倍。

ナウル国民は世界で最も裕福な国民となったのです。

 

国家を運営するために国民から税金を集める必要はなく税金はゼロ。

さらに医療費、学費、水道光熱費までタダという超高福祉国家に生まれ変わりました。

これだけの福祉を実現しながらも有り余るお金。

そのお金を年金という形で国民に配布します。

さらに新婚には一軒家をプレゼントしナウルにはリア充が溢れかえります。

 

リン鉱石採掘やサービス、小売業は外国人労働者によって任せっきりとなり国民は全く働く必要がなくなりました。

その結果国民は1割の公務員と9割の無職だけになり毎日が日曜日という状態になったのです。

食料のほとんどを輸入に頼り何もしなくても生活できる次元に達しました。

そんな毎日外食の食っちゃ寝の状態が30年程続きます。

 

そうして国民の9割が肥満で3割が糖尿病という世界一の肥満&糖尿病大国になってしまうのです。

さらに肉体だけでなく精神も蝕まれており「労働?何それおいしいの?」状態に。

地上の楽園の終わりの時が刻一刻と迫っていたのです。

崩壊していくナウル

ナウルにおいてリン鉱石は全ての生命線とも言える代物。

そのリン鉱石が無限に採掘できるなら国民総ニートでも問題はなかったかもしれません。

ですがリン鉱石は鳥のフンの化石とも言える物質。

そのため数にも限りがありました。

ナウル政府もこの自体には気づいていたため新事業に乗り出すことに。

新しい事業のメインとなったのが投資でした。

 

ナウル政府はアメリカや日本、オーストラリアの株や不動産を買い漁りました。

ですが全く知識もノウハウもないナウル政府。

投資は大失敗して資金のほとんどを溶かしてしまう結果になりました。

そして1990年代後半にはナウルは財政破たんに追い込まれます。

 

そこで考え出したのがお金さえ払えばだれでも簡単に銀行を作れる制度。

ナウルは銀行設立に当たって何の審査もなくお金さえ払えばOKというユルユルさ。

もちろんこれを悪用しようとする組織が現れます。

ロシアンマフィアのマネーロンダリングにナウルの銀行が使われ世界からクレームの嵐。

ナウルの銀行設立ビジネスは頓挫することになります。

 

ですが窮地に追い込まれている状況は変わりません。

ナウルはさらにグレーなビジネスに手を付けます。

それがパスポートの販売。

ナウル政府はナウルに全く関係ない人にもパスポートを発行します。

これによりお金でパスポートが買える状態になりました。

このパスポートは悪用され9.11のテロリストの中にもナウルのパスポートを所持していた者がいたとか。

アメリカがブチ切れてナウルに圧力をかけます。

このパスポート販売事業も終わりを迎えました。

 

さらに2003年には賃金の未払いなどがあり暴動が発生します。

その時にオーストラリア政府がナウルに電話をかけるも音信不通。

なんと暴動により大統領官邸が燃やされ外国と繋がっていた電話回線が断線してしまったのです。

国が丸ごと消息不明となり世間を騒がせました。

ナウルの現在

どん底の状態にまで陥ってしまったかつての楽園ナウル。

そんなナウルは今まさに復活を遂げようと奮闘しているのです。

2004年は9割がニートでありニート国家の名前をほしいままにしていました。

ですが2019年には労働者人口は8割超え。

国民総ニート国家からは脱却を果たしました。

 

枯渇したとされるリン鉱石。

ですが2007年からは島の内陸部にあるリン鉱石の採掘がスタート。

このリン鉱石はあと30年は持つ可能性があるとされています。

また外国の援助や漁業収入の増加、オーストラリア地域処理センターの再開による経済発展。

地域処理センターとは難民の受け入れ施設です。

 

アジア開発銀行いわくナウルの労働市場は完全雇用かそれに近づいている可能性があるとのこと。

GDPも2007年から増加しており政府収入は2015年には1億濠ドル以上。

経済成長もしていて暗黒期からはすでに脱出しています。

 

さらにナウル観光公社を設立し観光業にも力を入れているのです。

その一環でナウル共和国の公式ツイッターを開始。

現在25万人のフォロワーを超えるまでになっています。

 

先日開催された東京オリンピックにもナウルの選手が出場。

ナウル国際空港から成田国際空港への30年ぶりの直行便で来日されました。

選手団も8月12日に無事にナウル島に帰還。

リン鉱石の枯渇などナウルには問題が山積みです。

ですがどん底から這い上がりつつあるのも事実。

ナウルには美しい緑もあり日本人が行ってみたい国にもなっているのですから。

ナウル共和国のまとめ

今回はナウル共和国についてご紹介しました。

かつて地上の楽園とまで呼ばれたナウル共和国。

ですが失敗に次ぐ失敗によりどん底にまで落ちてしまいました。

そんなナウル共和国は再び立ち上がろうとしています。

私たち日本人はナウルの姿から学ばないといけません。

たとえどん底な状態になっても立ち上がろうとする意志が大事なんだと。

今の状況が落ち着いたらナウルに足を運んでみてはどうでしょうか?

 
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