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シリコンバレー銀行はなぜ破たんしたのか?今後の影響も考察

シリコンバレー銀行はなぜ破たんしたのか?今後の影響も考察

2023年3月10日。

スタートアップ向け融資を行うシリコンバレー銀行が経営破たんしたニュースが飛び交いました。

信用不安に高まり預金引き出しが殺到。

わずか1日あまりでシリコンバレー銀行は経営破たんにまで追い込まれました。

「重大そうなニュースだけどシリコンバレー銀行なんて聞いたことないし、、、」

対岸の火事を見ているような気分の日本人は多いと思います。

今回はなぜシリコンバレー銀行は破たんしたのかについて解説します。

今回の内容は動画でも解説しています。

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シリコンバレー銀行

シリコンバレー銀行はアメリカカリフォルニア州サンタクララに拠点を置いていた銀行。

2022年時点での総資産は28兆円でアメリカ内では16番目の規模。

サンタクララはAppleやGoogleなどテクノロジー企業の本拠地が集まるシリコンバレーの中枢とも言える地域。

そんなサンタクララの拠点を構えるシリコンバレー銀行はスタートップ企業を中心に多くのテクノロジー企業を顧客として抱えていました。

 

シリコンバレー銀行はアメリカで最も規模の大きい銀行の1つ。

2016年6月時点でシリコンバレーにおける預金量の約25%を保有。

そのためシリコンバレー銀行はシリコンバレーにおける最大の銀行となりました。

シリコンバレー銀行はイギリスやデンマーク、ドイツ、イスラエル、スウェーデン、インドや中国などでも展開していました。

 

シリコンバレーでは機関投資家が資金を投入し新しい会社が作られるという流れがあります。

この流れの中にはシリコンバレー銀行との契約が含まれています。

そのためシリコンバレーにあるスタートアップ企業の多くがシリコンバレー銀行と取引している状況にありました。

さらにシリコンバレー銀行と契約するとスタートアップ向けの融資プログラムも充実。

そしてシリコンバレー銀行がテックスタートアップを独占するという仕組みができあがっていました。

一見すると非常に盤石な体制にも見えるシリコンバレー銀号。

そんな銀行はなぜ破たんしてしまったのでしょうか?

シリコンバレー銀行はなぜ破たんしたのか?

感染症が猛威を振るった2020年。

アメリカ政府は3回にわたる給付金を国民に配布。

その給付金の多くは貯金という形で銀行に流れました。

もちろんシリコンバレー銀行にも多くの預金が流れることになります。

 

2019年末のシリコンバレー銀行の預金額は8兆円。

2021年には26兆円まで預金額が跳ね上がります。

その額は実に3倍以上。

シリコンバレーは巨額の資金を思わぬ形で得ることになります。

シリコンバレー銀行は多くの仮想通貨関係の企業とも関係がありました。

そのため給付金が仮想通貨企業に流れさらにシリコンバレー銀行に流れました。

 

銀行は大量の銀行をそのまま置いておくなんてことはしません。

大量の現金があるならそのお金に働いてもらって利益を得る。

これはどこの銀行でも同じことを考えるでしょう。

多くの資金を得たシリコンバレー銀行は16兆円以上のアメリカ国債や不動産証券を購入します。

その証券や国債の利回りは1.5%。

16兆円に対して1.5%になるため年間で2000億円以上の利益になります。

シリコンバレー銀行は棚からぼたもちでウハウハになると思っていました。

ですがそうはならなかったのです。

 

連邦準備銀行(FRB)は2022年3月から利上げを開始。

国債の利回りが1.5%から4%にまで上昇。

シリコンバレー銀行が持っていた利回り1.5%しかない債権は価値を大きく下げることに。

そもそも利回り4%の国債が出回っている中で1.5%しかない国債は売れるのでしょうか?

もちろん答えはNo。

シリコンバレー銀行が持っていた国債の価値は買った時より安くなってしまいました。

 

さらに利回りが上がるということは銀行から借りる利率も上昇することを意味します。

つまり企業はお金を借りにくくなるのです。

だから企業は銀行融資を使うのではなく自分たちのお金で何とかしようと考えます。

そしてシリコンバレー銀行から預金を引き出します。

 

ですがシリコンバレー銀行は現金を国債や証券に変えてしまって現金があまりありません。

さらに利上げにより国債や証券も売りにくい状況。

国債や証券を売らないと現金が足りないというジレンマに陥ることに。

そうこうしている内に投資家たちが騒ぎ始めます。

 

「ちょっとシリコンバレー銀行やばくない?」

投資家たちは企業に対してシリコンバレー銀行からの資金引き揚げを助言。

さらにシリコンバレー銀行から預金が引き出される事態に。

 

3月8日に損失承知で国債や証券を売りに出すものの2400億円の損失を計上します。

同時に投資ファンドから700億円の資金提供を受けることを発表。

この発表を受けてシリコンバレー銀行の不信感がさらに高まります。

シリコンバレー銀行の株式が大量に売却され株価は60%以上の大暴落。

株価大暴落を受けて大量の預金が引き出されます。

その額5兆6000億円。

 

ついに資金が底をついたシリコンバレー銀行。

2023年3月10日に経営破たん。

これがシリコンバレー銀行破たんの流れになります。

今後の影響

3月12日にはシリコンバレー銀行破たんの影響を受けてシグネチャー銀行も経営破たん。

3月13日にアメリカ政府は預金者保護を発表。

預金者は守られる形にはなりました。

ですがシリコンバレー銀行経営破たんのそもそもの原因はアメリカは政府の利上げによるもの。

政府が安心だと言ってもそれは安心材料にはなりにくいのかなとは思っています。

 

シリコンバレー銀行以外にも国債を抱えている銀行は世界中にあります。

それら銀行に対しても信用不安が高まりつつあるのは事実。

実際クレディ・スイスの株価は3月15日に20%以上の下落。

スイス国立銀行から7兆円を調達する意向だと発表しました。

またドイツ銀行もその経営が危ぶまれています。

シリコンバレー銀行の経営破たんにより金融不安が高まっている昨今。

個人ができることとしては銀行に全ての預金を預けるのではなくある程度は引き出しておいた方が良いかなと思います。

不安になりすぎずに情報収集は続けておいた方が良さそうですね。

シリコンバレー銀行破たんのまとめ

今回はなぜシリコンバレー銀行は破たんしたのかについて解説しました。

シリコンバレー銀行の破たんの影響はまだ未知数です。

その全貌についてもまだ情報が足りていません。

シリコンバレー銀行やその他の銀行について情報がある有識者の方はぜひコメント欄に書き込んでください。

2023年は金融で大きな動きがあるような気がしますね。

 
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